奥浩哉原作のコミックが実写化し、二宮和也と松山ケンイチが主演を務める映画が『GANTZ』です。現代を舞台にしつつもSFらしさのある武器や設定が見どころであり、敵である星人との戦いは目が離せません。死んだはずの主人公たちを待ち受ける戦いのネタバレあらすじとラスト結末を感想やレビュー(面白い・つまらない)を交えて紹介しましょう。
「GANTZ」のラストの結末やネタバレあらすじ
死んだ玄野を待っていたもの
就活中の学生である玄野はある日、地下鉄を待っていると線路に酔っ払いのおじさんが落下した場面に出くわす。他の人と同様に遠巻きに見ていると子供の頃の知人の加藤がいたのに気付き、加藤は酔っ払いを助けようと線路へ降りた。酔っ払いをホームに上げた加藤はホームに登るのに苦戦し、電車が迫って来たため玄野に手を伸ばして助けを求める。
しかし、玄野も線路に落ちてしまって二人は電車に轢かれた…と思いきや、彼らが目覚めると部屋には数人の男とガンツと、呼ばれる大きな黒い球体がそこにいるのだった。
玄野と加藤は生きていることに疑問を持ちつつ、ガンツから再生されるかのように現れた岸本に驚く。そうして人数が集まるとガンツはネギ星人を倒せという指令と武器とスーツを出した。玄野たちはガンツの中に呼吸器に繋がれて眠っているような人がいるのを不気味に感じつつ、スーツケースを手に取ると転送が始まってしまう。
初めての戦い
人のいない東京の多摩市の街に転送された玄野たち。西はこれはゲームだとみんなに伝えてネギ星人を倒すよう煽った。
子供のような風貌のネギ星人は公園や街を走り回って逃げるが、数人が銃で仕留める。すると、星人の父親が現れて彼らを惨殺し、加藤と玄野もピンチに…ガンツのスーツを着ていた岸本が彼らを助け、スーツにより身体能力等が強化されているのに気付くのだった。そこに西がトラップを使ってネギ星人を拘束して銃で撃ち殺す。
ガンツの部屋に戻された玄野たちは西に詳しい話を聞かされる。ガンツは地球を侵略する敵である星人を倒すミッションを与え、100点をとれば戦いから解放(卒業)するか、死んだ者を生き返らせるかが選べると言うのだ。事態が飲み込めないまま日常生活に戻された玄野は、多摩市の街に行ってみると岸本がいたため声をかける。
彼女は風呂場で自殺してガンツの部屋に訪れたことから玄野部屋に泊めてもらいたいと言うが、加藤のことが気になっている様子だった。
連戦、そして玄野は・・・(ラスト結末)
玄野たちが眠ると再びガンツに召喚され、田中星人を倒せと指示を受ける。田中星人は口からレーザーを出して玄野たちと戦う中、西が命を落とした。玄野は田中星人と取っ組み合いになった際に銃を放ち、勝利するのだった。
再び戦いに駆り出された玄野たちは、おこりんぼう星人と戦うべく国立博物館へ。仁王像の見た目をした星人を倒したのだが、建物の中で千手観音像と戦うことになる。無数の斬撃を放つ千手観音に苦戦し加藤が戦闘不能となり、岸本は彼を助けようとして命を落とした。残された玄野は巨大化した千手観音を何とか倒すことができたのだった。
ガンツの部屋に戻された玄野だが加藤が死んだことを悲しみ、日常に戻された際に命を絶とうとする。そこにゼミで一緒だった小島が声をかけて彼に死んではいけないと言うのだった。
玄野は星人と戦い続ける決意をし、仲間と共に100点をとって死んだものを生き返らせて日常に戻ろうとする。
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「GANTZ」の感想
SFの世界観が凄い
死んだ人間を集める謎の黒い球体のガンツ…音楽は流せども、指令は表面に表記される文字のみであり、日本語におかしな点があって不気味です。
ガンツは命を失った者たちの命を拾い、好きに扱うと明言して星人との戦いに強制参加させたり、戦闘後に元の生活に返しても有事には一方的に呼び出す力を持っていたりと謎が多いです。ガンツの中になぜ人間がいるのかなど、次作「GANTZ PERFECT ANSWER」で語られるのにも注目ですよ。
アクションや星人が独特
アクションが独特であり、銃は弾が発射されるタイプではなく、撃つと当たった相手の内部から破裂させるような機能というSF風の武器が凄いですね。大型の銃は威力もあって、ラストの巨大な大仏との戦いでは玄野が飲まれた中から乱射して破壊していくのが見どころでした。
相手によって破裂した様子が変わり、仏像系だと白い液体が飛び散るといった表現も独特です。
敵の星人も個性的な風貌をしており、田中星人は等身大のブリキ人形のような見た目で、動きはカクカクしていたのが不気味…口をパカっと開けた際にのレーザーの威力が凄まじく、両腕で殴打するスピードも恐ろしかったです。千手観音像や仏像はそのままの姿で動き、玄野たちを追い詰めていたのが印象的です。
登場人物と対立にハラハラ
玄野はヒーローになりたいと思っていた子供の頃を思い出し、就活で冴えない日々から脱却しようと一人で戦おうとするラストは熱を帯びましたね。それまで戦いや加藤に対して積極的ではなく、どちらかというと岸本にしか目が行ってないような若者という感じでした。
銃を撃つのすら、ためらってできなかった玄野がおこりんぼう像を相手に余裕を見せるのは成長を感じさせるのですが…一人でも戦えると思って行動する姿には複雑な思いも抱かせます。
加藤は危険を顧みずに酔っ払いのおじさんを助けるほどの正義感の強さを持っていました。一方で父親からDVによる被害を被ったことで殺し、少年院に入っていたという過去も持ちます。一人で待つ弟のためにも日常に戻りたいと望むのですが、西と対立するのにはハラハラしましたね。
西がネギ星人との戦いで仲間を騙し、囮にした際に加藤が憤るのですが、西は加藤を偽善者と言って悪びれる様子もありませんでした。そうした勝手な行動を繰り返して油断したことで西は田中星人にやられてしまうのですが、仲間同士の対立は次回作では一層、見どころの一つとなります。
「GANTZ」のみんなのレビュー(面白い?つまらない?)
面白いというレビュー
先日みた映画GANTZ。予想を裏切られた。原作は凄く面白いが映像化は困難だと思ってた。ハリウッド並の資本を投入しない限り、B級映画になるだろうと。謝ります。制作陣が原作を愛し、原作に本気で向き合わねば作れなかった快作。ちなみに漫画本編もますます目が離せぬ展開。他誌だけどオススメ!
— mimura yasuyuki (@nukanishin) February 24, 2011
GANTZ映画版、面白いなぁ~。原作も面白いけど、映画も良かった。役者が上手いと映画も締まるね。
— tommoy (@SevensistersTY) April 20, 2012
GANTZヤバイ!映画観るの久々だからかも知れないけど、作り上げてる人達って本当に凄いよね!音に臨場感にポップコーンの味に映像に何もかもすご杉田かおる!映画館で観ると身体が震え立つ。びっくりしてポップコーンこぼしまくり… http://yfrog.com/h2gpgwlj
— koooji(佐藤晃志) (@KO_JI_0806) February 9, 2011
つまらないというレビュー
GANTZの映画化って成功の部類なん?原作だいすきだけど、映画クッソつまらんかったし、映画見てGANTZつまらないって思って欲しくないって切実に感じた。
— むーたん (@lloyd_collet) September 26, 2018
GANTZは実写映画にもなりましたが、つまらない作品でしたからねぇ。原作はちょいグロなので、好みが分かれちゃいますね。(^^;
— ジェイスリー (@hitj3) November 15, 2016
GANTZて映画はとんでもなくつまらないな、久しぶり、こんなつまらない映画。ヒドいなー邦画って
— タツラ (@Tatsuland) April 20, 2012
映画は駄作だよ
面白さ全部失ってる
GANTZらしいエグいシーン全くないし、
映画だけ見て知った気になってる奴はマジでウザい— 朝倉一真 (@Juve0316) April 4, 2014
「GANTZ」の登場人物(俳優名/声優名)
玄野計/二宮和也 就活生であり、加藤と共に電車の事故で死ぬ。
加藤勝/松山ケンイチ
弟・歩と暮らしている。優しい性格。
西丈一郎/本郷奏多
学生であり、ガンツで長く戦ってきたことで詳しい。
小島多恵/吉高由里子
玄野とゼミが一緒で、興味を惹かれている。
鈴木 良一/田口トモロヲ
玄野と同じ時期に死んだ気弱な男性。
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