映画『ザ・ファブル』は2019年に製作された南勝久原作のマンガを岡田准一が主演で実写化。殺しを禁じられた殺し屋が裏社会に関わりつつ、どのように「普通に」生きようとするのかが見どころとなるストーリーです。スピーディーかつスタイリッシュなアクション、プロの普通を務めようとする殺し屋のコミカルな演出にも目を離せない内容です。今回は、『ザ・ファブル』のあらすじと結末に感想を交えて紹介していみます。
『ザ・ファブル』のネタバレあらすじと結末
殺し屋の新たな任務
殺し屋のファブルと呼ばれる男は「6秒以内にどんな相手も殺す」という都市伝説になっていました。その彼がある日、裏社会の組織を一つ壊滅させ、ボスから新たな命令を受けることになった。それは、1年間アキラと名乗って普通に生きることを学びつつ、殺しは厳禁だということ。そうしてボスの紹介で大阪にて真黒カンパニーの社長・海老原の元を訪れたアキラと付き添いのヨウコは、一軒家に案内された後バーで飲んで帰路についた。すると、チンピラに絡まれるが、アキラはプロの普通を演じるため泣いて許しを請うしかなかった。チンピラをけしかけた海老原はアキラが殺し屋としての正体を見せなかったことから、次に倉庫に呼び出して凶悪犯と戦うよう脅した。アキラは凶悪犯を戦闘不能にするにとどめ、海老原に銃で脅されても殺さないことを貫いたことから、海老原はアキラを認めるのだった。
仕事を始めるアキラ
アキラは普通の人らしく仕事をしようといくつか面接を受けますが上手くいかず…そんな折、ミサキに会って運送業の補助を紹介されるのです。社で作ったステッカーの配送や社内の清掃をすることになったアキラでだったが、オリジナリティのあるイラストが採用されて時給900円になってしまった。
子供の頃、アキラはナイフ一本持たされ山で1か月過ごし、迎えに来たボスが連れてきた男に殺されそうになった過去があったが、とっさの判断で危機を回避してボスに助けられ、その後も殺人の術を教わってきた…そんなアキラだったが、給与をもらって普通に生活をし、たまに変な行動もしながら日々を過ごしていった。
海老原と小島、拉致されるミサキ
海老原の部下が昔、ミサキにグラビアの写真集を出させていたことがあったため、アキラは海老原に彼女と関わらないように言われていた。そのため、海老原の家に謝りに行くと、出所したばかりの弟分・小島がいました。渋々、中に通されると浴室で苦しむ海老原が…彼は不整脈で心筋梗塞の疑いがあるとのことでしばらく入院。
その間に小島は海老原に止められていた仕事に手を出し、ミサキに近づくのだった。金持ちに女性としてのサービスをさせるため、ミサキを脅して家に来させるが、真黒カンパニーを乗っ取ろうと考えていた砂川が2人を拉致。海老原に小島の様子を見て欲しいと言われたアキラは拉致に気付くのだった。
ミサキ救出のため戦うアキラ
アキラはミサキに世話になっていたことから、助けるのが普通だと判断。ボスの命に従い、砂川の数多くの手下を殺さないでミサキと小島を救うためアキラは準備を整える。相手にダメージを与えるだけの銃弾を用意し、砂川のいるゴミ処理施設へ。そこにはファブルを追っていたフードとコードと呼ばれる腕っぷしの強い男たち、手下もたくさんいる中でミサキをまずは救出。縛られていた小島も何とか助けて何度かピンチに陥る中、アキラはフードと撃ち合って急所を外しつつ倒すことができた。
アキラは覆面を付けていたためミサキに正体はバレていないはずだったが、彼女は助けられた後にアキラの元へ訪れる。アキラはミサキに頼まれていた似顔絵を渡し、安心した彼女は泣いて喜んだ。命令に背いた小島は海老原が自らの手で殺し、ボスは施設を訪れてアキラを執拗に狙うフードとコードを射殺。アキラは再び平和な時を過ごすのだった。
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『ザ・ファブル』の感想とみんなのレビュー
感想
アキラが海老原に殺しを強要された際に、ボスに「殺しをしたら俺がお前を殺す」と言われていたこともあって命令に忠実でありとってもクール…と思いきや、海老原に命についてどう思うかを問われた際に、ボスから選別でもらっていたインコの世話をしたいと述べる可愛い一面もありました。冷徹な殺し屋が見せるそうした一面は初めて人として普通に生きる様を良く表していたと思います。
そんなアキラをボスが気に掛けているのも印象的。殺し屋として仕事をさせてきた中、1年間その殺しを禁じて普通に過ごせられればそのまま普通の暮らしをさせたいと望むという心境…アキラもミサキと会ってから少しずつ変わっていくのも合わさって応援したくなりましたね。一方で、敵と戦うアクションを見ているともっと戦闘を見たくなりました。銃を撃てば致命傷に確実に一発で殺していく正確さ、敵の動きを把握しつつ最小限の動きでかわしていくスピード感など殺し屋としての洗練された動きが凄かったです。
海老原と小島の関係にも色々思わされましたね。裏社会の仕事をしてきた組織の社長である海老原と、彼が可愛がっていた弟分の小島。その小島は殺しをすることに快楽を覚えていたり、嫌がるミサキに無理やり女の仕事をさせようとしたりと身勝手な行動ばかり…海老原が昔から目を掛けていたのに言うことを聞かず、組織での立場もあることから感情を抑えて小島を殺す海老原の姿には涙も覚えました。海老原自身も入院した経緯もあって、一緒にいてやると言いながら銃を撃つ姿が心に残ります。
『ザ・ファブル』のみんなのレビュー
あれ?ザファブルの感想ないやん。年末に書いたつもりやった。原作未読。
岡田師匠は流石のアクションでした。速くてわからんも否めないが。
反社の皆様ご苦労様っすな映画ww
俳優さんもぶっ飛んでて楽しかった。柳楽さん素敵です。安田顕さんも俺の話や雪次郎父とはまた違っていい。いいわぁ。— ちゃぴちゃぴ (@cpcpkatchan29) January 2, 2020
【#ザファブル 感想】
向井リと福士蒼汰くんがハマり役過ぎて2人が登場する度にニヤニヤゾクゾクが止まらんくて一人で観に来たこと後悔しただって観終わったあと誰ともこの感情を共有できなくて不完全燃焼だたから。向井リはヤクザ役私初めて見たけど他の作品でもやってるのかな— 🍃🌸nozomi🍡🍵 (@bannamaaaan) July 1, 2019
この前ファブルを観ました😆!漫画も少し読んだけど本当面白い!!ちょいちょいギャクいれてくる感じすき。そしてやっぱり岡田くんかっこいいし木村文乃が綺麗。。。#ザファブル #映画#映画好きと繋がりたい pic.twitter.com/FqmCj3K0zb
— りん (@r_i_r_i____n) March 18, 2020
『ザ・ファブル』の登場人物(キャスト)
佐藤アキラ=ファブル(岡田准一 幼少期:南出凌嘉)
6秒以内に敵を殺す、凄腕の殺し屋
佐藤ヨウコ(木村文乃)
アキラの補佐を務め、大阪では妹のフリをして一緒に暮らす
清水ミサキ(山本美月)
母の治療費のために昼も夜も働く頑張り屋な女性
フード(福士蒼汰)
ファブルを「レアキャラ」として追い続ける常にパーカーのフードを被っている男
海老原(安田顕)
真黒カンパニーの社長
小島(柳楽優弥)
海老原の弟分であり、8年間刑務所にいて出所した
砂川(向井理)
真黒カンパニーを乗っ取ろうと考える社員の一人
田高田(佐藤二朗)
アキラが働くことになるデザイン会社「有限会社オクトパス」の社長。
酒豪で面倒見のいい性格。
ボス(佐藤浩市)
アキラを殺し屋として育ててきた男
コード(木村了)
フードに同行して共に戦う男
黒塩(井之脇海)
通称:クロ。真黒カンパニー海老原の手下で若手の有望株。
ジャッカル富岡(宮川大輔)
お笑い芸人。「なんで俺もやね〜ん」が決め台詞。
河合ユウキ(藤森慎吾)
バーの客で極度の女好き。
浜田(光石研)
真黒カンパニー会長