2004年に製作された『バタフライ・エフェクト』は、過去と現在が入り混じるSFとスリラー要素のある映画です。青年が周りの者を救おうと過去に戻るのですが、それが現在にどういった影響を及ぼすのか…緊張感のある展開が続き、予想外のラストにきっと驚くでしょう。『バタフライ・エフェクト』のあらすじと結末に感想と口コミ(面白い・つまらない)を交えて紹介しますので、一度見たら再度見直して展開を確認してみて下さいね。
「バタフライ・エフェクト」のラストの結末やネタバレあらすじ
エヴァンの記憶
少年のエヴァンは母と共に暮らし、病院にいる父に会いたいと思っていた。その思いがストレスとなり、時々エヴァンは不可解な行動をとったり、記憶を失ってしまう。医師はそう診断し、父に会わせれば症状が良くなると母親に提案。そうして父と面会することになったエヴァンだが、彼はエヴァンの首に手を掛けて殺そうとしたのだ。
その場で取り押さえられた父は頭を殴打されたため、亡くなってしまう。
それから6年が経ち、エヴァンは友人のレニーとケイリー、彼女の兄のトミーと遊んでいた。トミーはレニーに小型のダイナマイトを渡して、近くの家の郵便受けに入れさせ、遠目で彼らはそれを見守る。エヴァンはそこで記憶を無くし、気付いたら大騒ぎに・・・何があったか覚えていなかったが、レニーたちはショックを受けた様子だった。
エヴァンと過去
ある日、エヴァンは好きだったケイリーにキスをしているのをトニーに見られて怒りを買う。そのため、トニーは彼の犬を焼き殺し、エヴァンは街を去ることになった。それから7年が経ち、犬が死んだ日のことを日記で確認すると、エヴァンは過去に戻った。犬が殺されるのを見た彼は現代に戻り、今度は郵便受けにダイナマイトを設置した時のことを日記で思い出してみた。
その時、ダイナマイトがあると知らずに家の母子が見に来てしまい、2人は亡くなってしまう。エヴァンは嫌な記憶を消していたことや、日記に書いてある過去に戻れる力を持っていると気付き、父親も同じ力を持っていたと知る。
エヴァンは他の忘れている過去を確かめるため、久しぶりにケイリーに会いに行く。7歳の時に彼女の父親と地下室で撮影をした時のことを聞くのだが、ケイリーはトラウマを思い出したかのようにショックを受けた。翌日、彼女が自殺したという知らせを受けたエヴァンは過去に戻る。
変化した未来
ケイリーの父親は彼女を裸にしてカメラを回そうとしており、その場にいたエヴァンは止めさせた。未来は変化し、エヴァンが目覚めると隣にケイリーの姿があったのだ。2人は付き合っていると知ったエヴァンは喜び、しばらく一緒に過ごしたが兄のトニーが現れたことで再び運命が変わってしまう。
トニーは父親から暴力を振るわれて育ち、出所したばかりだった。彼にはケイリーしかおらず、彼女と一緒にいたエヴァンを恨んで襲う。エヴァンは反撃して過剰暴行の末トニーを殺してしまい、刑務所へ・・・素行の悪い囚人たちに襲われそうになる中、母親に持って来てもらった日記を読んで過去に戻り、トミーが犬を殺すのを阻止しようとした。
犬を助けるための武器をレニーに持たせたため、彼はトミーを刺し殺してしまう。その結果、未来が大きく変わってレニーは精神病院へ、レイニーは廃人になってしまったのだ。
エヴァンの選択
エヴァンは再び日記を読み、ダイナマイトの事件の日へ。母子を助けようと郵便受けの元に走ったエヴァンは両腕を失った。車イス生活を余儀なくされたエヴァンはケイリーたちに助けられた一方で、母親がストレスのあまりタバコが原因で肺ガンになってしまったのを知り再び過去へ。ケイリーの家の地下室にダイナマイトがあると知っていたため、それを爆発させておこうとした結果、今度はケイリーを失ってしまう。エヴァンは再度、過去に戻ってケイリーと出会った日へ。彼女に嫌われる態度をとったことで、ケイリーとトミーが母親と暮らす未来に変わる。エヴァンは彼女を救う一方で、恋仲になる未来を捨てたのだ。その後、街でケイリーを見かけたエヴァンだが、声を掛けることは無かった。
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