『007 カジノ・ロワイヤル』はダニエル・クレイグ主演の6代目ジェームズ・ボンドシリーズ第一弾の映画。スパイとしての諜報活動はもちろん、敵と戦う際には命を懸けたアクションを繰り広げます。ボンドが愛した女性との関係や、ポーカーでの戦いは必見!
それでは、『007 カジノ・ロワイヤル』のあらすじ(ネタバレ有)とラスト結末に感想を交えて紹介しましょう。
「007 カジノ・ロワイヤル」のネタバレあらすじやラストの結末
・ボンドと新たなるターゲット
「00(ダブルオー)」のライセンスを引き継ぐMI6の諜報員のボンドは、裏切り者を消す任務を勤め上げて次なる任務へ。マダガスカルにてボンドは爆弾犯を追い、男がナムブツ大使館へ逃げ込んだため大使館の一部を爆破する騒ぎを起こす。爆弾犯はテロを目論んでおり、携帯電話には「エリプシス」とメッセージが入っていた。
上官のMの部屋に忍び込んだボンドは、メッセージの送り先がバハマのオーシャンズ・クラブである突き止めた。建物に着くと駐車場で騒ぎを起こし、警備室が空になったたタイミングで監視カメラを調べる。メッセージの日時から受信者がディミトリオスだとわかり彼に近づくのだった。
・爆弾犯を阻止せよ
ディミトリオスがポーカーをしていたためゲームに混ざるボンド。彼に大勝ちしてディミトリオスの妻を密かに口説いて、マイアミに向かうことを聞いた。ディミトリオスは謎の男に荷物を預けたのを確認したボンドは、男を追ってスカイフリート社の飛行場へ。男は作業員の制服に着替えて新しい機体を披露する現場で爆発を起こそうと目論んでいた。ボンドは爆弾犯を追って従業員通路の暗号に「エリプシス」と入力して追い詰め、タンクトレーラーに仕掛けられた爆弾を取り外した。爆弾犯はボンドとの戦闘中にベルトに爆弾を付けられたのに気付かず起動させたため自爆。飛行機の乗員たちにケガは無かった。
・敵はシッフル
今回の件で金もうけを企んでいたル・シッフル。スカイフリートの株を空売りしていたため、多額の損害を被ったのだ。MI6はル・シッフルが損害をカバーするため高額な賭けに挑むことを突き止め、ボンドのポーカーの腕を買ってル・シッフルと戦うよう指示。資金係のヴェスパーは運任せのポーカーで戦うことに不安を覚えつつ、連絡役のマティスと合流。三人はポーカーの場に到着し、ボンドは初戦でル・シッフルのクセを見抜くのだった。
しかし、ブラフのクセは演技だったことで賭けたお金を全額を失うボンド。そこにCIAの男が自分の金を使用して勝てと言うのだった。ル・シッフルを捕えたらCIAに渡す約束をしてゲームの場に戻るが、ル・シッフルは彼に毒を盛り殺そうとする。ボンドは本部に連絡して応急処置を教わり一命をとりとめ、ポーカーでストレートフラッシュを出して勝利したのだ。
・ボンドとヴェスパーの関係
ル・シッフルは金を失い、ヴェスパーを人質にボンドをおびき寄せた。ボンドは拷問を受けながらも金は渡さないと断言し、朦朧な意識の中で何者かがル・シッフルを殺害したのを見る。ヴェスパーと共に助かったボンドは彼女と関係を持ってMI6を退職し、愛するヴェスパーと共に生きようとした。しかし、Mからポーカーの勝ち金を送金するよう指示されて口座を確認すると金が消えており、出掛けていたヴェスパーの携帯電話から彼女が何者かにお金を渡そうとしていると気付く。後を追ってヴェスパーの取引相手を捕えようとするが、男もヴェスパーも死んだ。ヴェスパーはル・シッフルに捕まっていた恋人を助けるためにボンドを騙していたが、ル・シッフルにボンドが捕まった際にお金を渡すのと引き換えに助けてもらったのだった。ヴェスパーは死を覚悟してボンドを助けたと分かり、ボンドは再びMI6として残された情報からホワイトという男にたどり着く。裏で糸を引くテロ組織を追うのだった。
前作「007 カジノ・ロワイヤル」、「007 慰めの報酬」、「007 スカイフォール」は以下の動画配信サービスの無料体験期間の利用で視聴可能です。
30日以内に解約すればお金は一切かかりません。
「007 カジノ・ロワイヤル」の感想やみんなのレビュー(面白い?つまらない?)
感想
冒頭のボンドのアクションから凄い
「007」シリーズのボンドは任務遂行のために各国を飛び回り、アクションを繰り広げるのが見どころです。冒頭のマダガスカルでの任務では、爆弾テロ犯が建設現場に逃げた際に重機に乗って男を追うという荒業を見せました。置いてある大量の資材をもろともせずに走り、テロ犯が建設中の高い建物に上った時には落ちる危険の中で追い詰めていく…それでもテロ犯は逃げおおせてナムブツ大使館へ到着。法を犯さないようボンドが忍び込むのですが最後には大使館の警備に囲まれてしまい、捕まる前に爆発を起こして身を隠すという大胆な方法に驚きました。Mに呼び出された際には大した反省の色は無く、次は先に監視カメラを壊すと言ってのける姿を見てMは苦労してるのだなと思わされます。
その後も飛行場で爆弾犯の乗るタンクトレーラーでの戦いは緊迫感があり、ラストのヴェスパー追跡時の水中の映像や崩れ行く建物での攻防も見ものでした。
ボンドと女性陣の魅力
ボンドの好みは人妻とのことで、ヴェスパーに対しては興味が無いと言っていましたね。ディミトリオスの美人で魅惑的な妻を「ちょっと悪いことをしてみるのも良いじゃないか?」と不倫が悪いことを前提に口説くのがボンドらしさがあります。任務もあるため一時の快楽となりますし、あえて悪いこととしてわれる美女も火遊びを楽しみたくなるのかもしれませんね。
一方でヴェスパーに惹かれていったのは相手を分析する力や物怖じしない態度、そして互いに死線をくぐりぬいたからでしょう。ル・シッフルを相手に命のやり取りをする中で彼女を愛していく…だからこそ死んでしまった際には大きな喪失感を抱いたと思います。ちなみにその後のシリーズでも女性との関係を色々と持っていくボンドから目が離せませんよ。
ル・シッフルの目的と生き様について
ル・シッフルは多くの力のある者から資金を預かってそれを運用して、テロ組織を支援していました。数学の天才でもある彼は計算高く、スカイフリート社の株を空売りして、新機体が爆破テロにあえば大儲けする手はずだったのです。それをボンドに妨害されたことで、得意なポーカーで賭けに出ることになったのですが、ル・シッフルも命を懸けていました。預かったお金を回収できなければその者たちに殺されるル・シッフル…そんな彼がポーカーの最中にボンドを暗殺しようとしたり、勝負を終えてもボンドを捕えて痛々しい拷問をしたりと容赦の無い姿が印象的でした。
みんなのレビュー(面白い?つまらない?)
面白いというレビュー
やっぱカジノロワイヤル超面白い〜〜〜かっこい〜〜〜〜ハァ〜〜〜〜
— 和山愛@あいぽん (@Wayama_ai) September 6, 2019
なんか日本語おかしいけど、カジノロワイヤル面白いよ。
字幕でここまで「タマ」って見たのはじめてかもしれん pic.twitter.com/qXhp6YjlX2— 芝村鈍器 (@shibamura1129) February 6, 2017
新しいカジノロワイヤル面白い
ちょっと話の整合性が気になったくらいに凄い金かかったアクションシーン出てきて、まあ細かいことはいいか…ってなる— ジャージー小岩井 (@jersey_koiwai) August 23, 2015
弐津さん誕生日記念によくわかるカジノロワイヤル相関図描きました!!!!!!!!!カジノロワイヤル面白いからみんな見てね!!!!!!!!!!!! pic.twitter.com/mnGLUjgofQ
— まおう (@149lunettes) July 16, 2015
ダニエル・クレイヴの顔が怖くて。ずっとダニクレ作品を観れずにいましたが、「ナイブズアウト」で克服!
「007カジノロワイヤル」を今さら観た。超面白い。最高じゃん。エヴァ・グリーン超可愛いし、マッツ・ミケルセンは若くても顔が怖い。 pic.twitter.com/egqKqTQAt3— バリヲ (@hachirow_san) April 13, 2020
カジノロワイヤル、悪役かっけーのに内容が微妙。
— kasa (@696d_b696) January 21, 2016
つまらないというレビュー
007のカジノロワイヤル超絶つまらない
— figaro (@ryofigaro_) December 18, 2012
@shinouziP おれピアース・ブロスナンイメージが強すぎてカジノロワイヤル微妙やってんけどダニエルの007も見慣れてきて好きになったわ
— アンジェ (@ANGE00125) April 6, 2016
「007 カジノ・ロワイヤル」の登場人物(俳優名/日本語吹き替え声優名)
ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ/藤真秀)
MI6の諜報員であり、任務のための殺しも許されている。腕っぷしがあり、男性的な魅力も高い。
ヴェスパー・リンド(エヴァ・グリーン/冬馬由美)
MI6の資金係としてボンドと共に行動する女性。本作のボンドガールの一人。
ル・シッフル(マッツ・ミケルセン/藤原啓治)
数学の天才であり、資金を預かってテロ組織を支援している犯罪者。
アレックス・ディミトリオス(シモン・アブカリアン/横島亘)
テロ犯とつながりのある男性。
ソランジュ・ディミトリオス(カテリーナ・ムリーノ/山像かおり)
アレックスの妻で、本作のボンドガールの一人。
M(ジュディ・デンチ/沢田敏子)
ボンドの上官であり、彼に手を焼きつつも信頼を置く。
ルネ・マティス(ジャンカルロ・ジャンニーニ/西村知道)
MI6の情報係としてボンドに同行する男性。
ミスター・ホワイト(イェスパー・クリステンセン/大塚芳忠)
裏世界に精通する犯罪組織の幹部
スティーブン・オバンノ(イザック・ド・バンコレ/大友龍三郎)
ロード・レジスタンス・アーミーというウガンダのテロ組織のリーダー