映画『SP 革命編』は『SP 野望編』の続編となり、主人公の井上を演じる岡田准一と上司である尾形を演じる堤真一の行方に決着がつくストーリーが見どころです。国会で行われる議会が狙われる中、奔走するSPチームがどうなるのか?そしてテロ犯との対決に注目ですよ。
それでは『SP 革命編』のあらすじと結末に感想を交えて紹介しましょう。
「SP 革命篇」のラストの結末やネタバレあらすじ
革命の始まり
公安の田中は岡山の尾形の実家を訪れた際に何者かに襲われて入院。上官に尾形は身分を詐称している旨と共に襲われたことを報告した。しかし、既に尾形と伊達の計画は実行されようとしていたのだ。伊達が政治家になったのも、尾形がSPになったの計画の一部であり、麻田内閣不信任案を議題に上げた集会にてテロを仕掛ける。
集会の当日、SPが多数集まって厳重な警備が敷かれる中、本会議が始まるがエアコンのクリーニングと称したテロ犯たちが密かに潜入。警備員を行動不能にし、各扉を施錠して爆弾を仕掛けていくのだった。
尾形は井上と他の3人を第一委員室の捜査に回し、彼が集めた別チームは館内の制圧に当たらせた。多数の衛視は丸腰であるためテロ犯になすすべはない。各棟を結ぶ通路の衛視にクレイモアを片足で踏ませて廊下には爆弾を設置して移動を制限。シャッターにも爆弾を仕掛けて強行突破も防ぐのだった。
孤立した衆議院棟
衆議院棟は孤立させて尾形は仲間と共に本議会へ突入。480人の議員たちは驚きながらも野次を飛ばすが、尾形が宙に向けて銃を放った瞬間に鎮静するのだった。尾形は爆弾付きベストを数人に着させ、議会の中継が生放送される中で用件を話していく。放送に改変を加えないこと、敷地内に誰かが入ろうとしたら爆破すること、この後の計画が遂行されれば武装解除後に投降すること…爆弾がウソではないと証明するために第2議員館を爆破して見せるのだった。
そして、田辺官房長官を名指ししてヤミ献金のことを問い、真実を答えなかった時には撃つそぶりを見せて自白を促す。各議員にも不正な行いを暴露させ、国民に訴えかけるのが尾形の作戦だった。
井上は異変を察知して周辺の部屋を確認するとワイヤーでドアノブが固定されていることや、中継されている本議会の様子をテレビで確認。尾形が井上のチームを頼んだのはおそらく計画を止めて欲しいからだと推理し、通路を制圧しているテロ犯を無効化させようと動き出す。
尾形の任務遂行、対峙する井上(ラスト結末)
麻田総理は尾形たちに対して国家の基盤が揺らいでしまうことや、この間に他国から侵攻を受けたらどうするかと言い放った。それに対し尾形は短期間で総理が何度も変わったこと、彼らの存在意義はどこにあるのか、危うくしているのが議員ではないかと返したことで麻田総理は黙ってしまう。
ついに麻田総理の言及が始まり、尾形は手塚派の成瀬が20年前に自殺したことを問うと、尾形は成瀬と親しくなかったと回答したため銃を向けられる。他にも証券会社から利益を受けている件も身の潔白を主張した麻田総理は撃たれる寸前に…すると伊達議員が止めに入り、その行動から尾形は裏切られたと察するのだ。尾形は次の総理になるべく尾形の計画を利用しており、彼の官僚の仲間はその伊達を利用しようとしていた。
そこに井上たちがやって来てテロ犯を制圧。逃げる麻田総理を尾形が追い、屋上に追い詰めたところで麻田総理は尾形が成瀬の息子だと気付くのだった。罪を認めた麻田総理を撃とうとした尾形だが、井上がやって来たため彼に自分を止めさせようとする。井上は尾形を撃てず、銃で自害しようとしたのを阻止して捕えるのだった。
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「SP 革命篇」の感想やみんなのレビュー(面白い?つまらない?)
感想
井上と尾形の対立について
前半である「野望編」の伏線が回収されていくのが見どころとなった今作。尾形がSPの仲間に内密にしながら伊達と協力して今の政治家を排除して国を新たに作り変えようと計画しているのに驚きました。まさに革命を起こそうとする姿勢は、20年前に麻田総理が原因で父親を亡くしたのがキッカケ…それを機に復讐を企てて伊達と共に今の地位まで上り詰めたと思うと執念が凄まじいですね。
逆に井上は両親が殺されたことに対し、麻田総理を恨むことなく、テロ行為を起こす者たちの原因にもなっている今の政治家たちを護るために尽力するという対比が良かったです。能力を活かして命を懸けて人を護る姿勢には心を打たれました。
最後にかけて井上が尾形からの手紙を読んだことや、伊達に協力していた一部の人間が殺されたことを示唆するシーンがありました。これは井上がまだまだ戦う相手がいるのではと考えられ、彼がその後もSPとしての職務を全うしていくのではと感じさせます。
「革命編」のアクションも見どころ
井上たちSPチームvsテロ犯のアクションは目の離せない展開も多かったですね。井上が敵に羽交い絞めされそうになった際には、壁を蹴っていき背後に回るというアクロバティックな技。ラストの尾形との対峙は銃を片手に持って接近戦を繰り広げる様など、どちらも機転を利かせつつも、一瞬の油断が命取りになりそうな展開でした。
また、SPチームが仕掛けた罠も見もの!本議会に乗り込むまでには各廊下にテロ犯が多数おり、他の階の応援を呼ばれてしまえば多勢に無勢…そのため、廊下にいるテロ犯を一人ずつ階段までおびき寄せるのですが、その際に画鋲やコピー用紙を階段に敷き詰めて足元に注目させ、手すりに手を伸ばせばカッターの刃が敵を傷つけるというトラップの数々。そうして階段を駆け上がろうとしたテロ犯が用紙で足を滑らせて、転倒したところを捕えるという知的な作戦も流石だと思いました。武器や装備が不十分な中で、そうした身の回りにあるものを利用して戦うアクションも見どころでした。
みんなのレビュー(面白い?つまらない?)
面白いというレビュー
SP 革命編(2011)
ドラマも面白いしやっぱり映画も面白かった。堤さんの過去とかもわかってスッキリ。香川照之との関係も。点と点が繋がっていく快感があるストーリー。ミステリと爽快アクション映画🎬#映画 pic.twitter.com/de2lHBoPT4
— 路草 (@brutus_xxx) December 3, 2019
映画「SP 革命篇」観た。前篇より全然面白い。むしろ革命篇だけでもいいのではと思う。国会封鎖のテロにもう少し意外な展開も期待したが。岡田くんはアクション凄い。目指しているものが分からない(笑)
— 白戸家 (@SHIRATOHIRO) February 23, 2011
「SP 革命編」Blu-ray
これは面白い!!
ストーリーもたぶん、日本人なら共感できる話になっているし、
岡田准一とSPたちのアクションも最高!!
これは手に汗握りますよ!!
ドラマ版を観てなくても、これだけでも楽しめると思います!! pic.twitter.com/7ieOgoqbzq— きよと (@movie_game_bio) January 30, 2020
SP革命編、国会占拠の流れが死ぬほどガチのマジで面白すぎて、本当にチンポから半径1キロがビショビショになるくらい我慢汁が出てきて、堤真一が議会に登壇したあたりで射精しちゃうんだからってくらい面白いんだから、ぜひ見てくれよな。ぜひ見てくれよな。ぜひ見てくれよな。
— ぎる(て) (@gilty_zuikaku77) February 13, 2018
『SP革命篇』 震災という国難に面している今だからこそ、このストーリーが‘さもありなん’とリアルに感じとれる。国会占拠→中継の劇中の緊張感は、津波や原発に衆目が注がれている‘今’そのものではないか!前作より遥かに面白い。 #SP_movie
— 0onos (@0onos) March 26, 2011
つまらないというレビュー
びっくりするほどつまらない『SP-革命編-』がなぜロングラン上映なのかというと、どうやらジャニオタと腐女子がヘビーなリピーターになっとるらしいのだ。
— 鷲谷憲樹 (@nwashy) May 1, 2011
SP革命編見たけどなんか微妙だったな…残念
— MoYaSiMoN (@m0y4s1m0n) September 8, 2011
明日は震災から丸1年。当時の自分を思い出すと、当日は地震の存在でダウナーになり、翌日『SP 革命篇』を見に行き、その駄作っぷりに余計に腹がたった記憶がある。
— 白初号 (@shiro_sanpo) March 10, 2012
SP革命は、画質や音はいい。でも、脚本や新しい役が駄目、映像としてはいい。でも映画としては、駄作。
— 結うまい (@eizouotaku) September 6, 2011
「SP 革命篇」の登場人物(俳優名)と人物相関図
井上薫(岡田准一)
警護課第四係機動警護班に所属。両親が殺されてから感知する力が優れた。
尾形総一郎(堤真一)
井上の上司。チームに内密で何か目論んでいる様子。
笹本絵里(真木よう子)
井上のチームの一員。言葉より先に手が出ることが多い。
田中一郎(野間口徹)
公安部。テロ組織に関連することを調査している。
伊達國雄(香川照之)
与党の幹事長であり、何か企んでいる。
麻田雄三(山本圭)
内閣総理大臣。
安斎誠(波岡一喜)
外務省国際テロ対策協力室・主任