『リベリオン』は2002年に製作され、クリスチャン・ベール主演の映画です。ガン・カタと呼ばれる銃の扱いは複数に相手でも戦えるアクションが見どころとなる作品であり、SFのような世界観にも注目ですよ。感情を不要と断定する組織と主人公との関係性など『リベリオン』のあらすじとラスト結末に感想やレビューを交えて紹介しましょう。
「リベリオン」のラストの結末やネタバレあらすじ
プレストンの仕事
リブリアの都市は感情を排除するプロジアムを摂取している者が済み、違反者は死刑になる。そうすることで戦争や争いを引き起こさずに済むと統治者は言い、感情を呼び起こす絵画や本、音楽などは排除され、所持者も違反者として扱われた。
取り締まりを行うクラリック(聖職者)のジョン・プレストン。プレストンは1級兵として功績を上げていたが、相棒が取り締まりの際に得た本を読んでいたことで彼を始末する。そうして新たな相棒のブラントがやって来たのだった。
ある日、プレストンは午前用のプロジアムを誤って落としてしまい、そのまま取り締まりへ。メアリーの部屋の捜索にあたり、多くの違反物があったことから彼女を尋問して共犯者を上げようとするが、プレストンに感情が無いことに対して疑問を投げかける。プレストンは妻が感情違反で捕まった際にキスをされた時のことを思い出した。
感情とプレストン
プロジアムの工場を破壊した違反者を捕える任務に赴いたプレストンは淡々と違反者を殺すことに戸惑いを覚え、一方で違反物である音楽や遊具などに興味を持ち始める。建物の近くには飼い犬が多くおり、射殺されそうになった1匹を車へ…表向きは伝染病の検査だと報告したが、その犬をリブリアの外に逃がそうとしたのだ。
しかし、都市警察官に見つかってしまったことで仕方なく10名ほどを射殺。プレストンのガン・カタ(銃型)の腕は最高峰だったのだ。
その後も違反者を取り締まるにあたり、プレストンは数名を逃がそうと動く。しかし、相棒のブラントが先回りして道を塞ぎ、プレストンに銃を渡して射殺するよう言うがプレストンは自ら手を下すことができず、死なせてしまったことを悲しむ。
プレストンは自由図書館の職員が違反者だと分かり、館内の書棚の奥を調べる。するとユルゲンという男がプレストンに感情があると判断して地下の違反者が集う場所へ案内。感情を押し殺して戦わなければならないことや、ファーザーを殺せるのはプレストンだと言う。
プレストンの作戦(ラスト結末)
プレストンはリブリアを統治するファーザーを調べるため、副総裁のデュポンに探りを入れる。違反者のアジトを知るためには見つけ次第射殺するのではなく、生かして尋問すべきだと意見を出すが却下されるプレストン。
逆に感情を持ったクラリックがいると言われてしまうのだった。プレストントンはメアリーの処刑の日に火刑に処されるのを止めたいと思って施設に赴くが目の前で彼女は焼かれてしまう。外で慟哭する彼の目の前に現れたのはブラントであり、感情を持ったプレストンを違反者としてデュポン副総裁の元へ連行。
プレストンは都市警察官殺しの疑いもかけられたが、ブラントの銃を使っていたことで逆に彼を裏切り者として捕まえさせたのだ。
プレストンは功労者としてファーザーに会う権利を主張し、白い衣装に身を包んでファーザーの元へ。
しかし、そこにいたのはデュポン副総裁とブラント。彼らはプレストンに勝利を確信させて油断させたのだ。それでもプレストンは諦めず囲んでいた兵を倒し、ブラントと副総裁の元へ。ファーザーの正体は副総裁だと分かり、2人を殺してリブリアで放送されるファーザーの映像を遮断した。
それを合図に反乱者たちは都市警察官を襲い始め、その光景を見たプレストンは笑みを浮かべるのだった。
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「リベリオン」の感想
プレストンと感情について
二転三転する展開に引き込まれるストーリーでしたね。ブラントや副総裁のデュポンがプレストンは感情を持っていることを知りながらも捕えなかったのは、違反者のアジトを知るためだったのに驚きです。
プレストンは違反者たちの信頼を得て作戦に加担したことから利用された…頭脳戦が繰り広げられる展開も熱いと言えるでしょう。
そんなプレストンが最初は感情の無い表情を浮かべていながらも、元相棒の死をキッカケに考え始めるのが見どころの一つでした。感情を失う=人間性を失う、違反者を即殺すのはただの殺人に過ぎないと言われたプレストンは考え始め、妻が違反者として捕えられた際に本当に何も思わなかったのかを思い出すのが印象的です。
社会を守るために生きると考えていたプレストンが感情を取り戻し、周囲の人間の死を経て考えを変えていき組織とどのように戦うのかに気になっていく映画でした。
プレストンの「ガン・カタ」アクションから目が離せない
ガン・カタ(銃型)と呼ばれる戦いをするのがクラリックであり、プレストンが最初にガン・カタを披露した際から引き込まれましたね。
真っ暗闇で正確に敵の位置を把握し、両手に持った銃で瞬時に倒していく様はとてもカッコ良かったです。暗闇で銃弾が撃たれた時のみ光が点滅し、両手のポーズが変わっていくのはこれまでにないアクションを見せてくれました。
そんなガン・カタは敵の位置や行動を予測することで効率的な攻撃の姿勢を取るとのこと。プレストントンが都市警察官に囲まれた際には左右対称の腕の動きで1人に対して数発銃弾を撃ち込んだり、宙返りと共に銃を撃つアクション。
そしてラストの副総裁の元へ行く際に多くの兵と戦う時は銃を袖側に引くことで銃弾を補充したり、あらかじめ放っておいたマガジンを素早く装填したりという効率的な動きが凄かったです。
ブラントとの刀での戦いもスタイリッシュであり、副総裁との近接で銃の応戦をするシーンもスピーディーで目が離せなかったのが見どころでしょう。
「リベリオン」のみんなのレビュー(面白い?つまらない?)
面白いというレビュー
リベリオンめちゃくちゃ面白いやん!主人公の心の変化っていうかなんというか、子犬を庇うシーンは心にグッとくるものがありますね!2002年製のジョンウィックと言っても過言ではない(ガンアクション) pic.twitter.com/rj75CZwlVd
— ざわコフ 低浮上 (@Z4wa_4) February 27, 2020
リベリオンめっちゃ面白いのわかる pic.twitter.com/OsneRBOtLb
— ナチョ (@nacho_AC13) September 17, 2015
リベリオン見た。超面白いこの映画。なんていうかね、少年の心がくすぐられるの。僕はクリスチャンベールだから、僕が強い作品はすごく好き。傷一つ追わない系主人公は久しぶりに見た。いや、黒人に殴られて唇は怪我してたか。よっしゃ、ユーキャンでガン=カタの資格とろかな😊バキュンバキュン!
— つちやま (@artstephoptry) October 23, 2017
低予算でも超絶面白い洋画「リベリオン」絶対見ような。 pic.twitter.com/GDqIVoHTG0
— たかのふ (@Takano514114) April 10, 2016
B級だとか言われてるけど現代のアニメとか映画にあるガンカタの元祖だから戦闘シーン見てるだけでも面白いリベリオンはいいものである pic.twitter.com/pUX8lOQU5O
— 徳川メフィなんとかEX (@tamamo_fgo) November 18, 2015
つまらないというレビュー
リベリオン、制作費がなかったらしいけど、つまらない会話劇に尺を割り振ってるのはそのせいかな。アクションシーンは金がかかるから
— しゃど地蔵 レベル1勇者 ①巻発売中! (@SyadoZ) March 25, 2013
リベリオン、ストーリーは結構駄作だけどガン=カタだけはマジで無限にカッコいい。
— SE.com (@secomonline) May 14, 2020
リベリオンが面白い映画かと聞かれたら微妙やけど、ガンカタのアクションが糞かっこいいんよなぁ
— 水蜘蛛 (@mikumo01) August 12, 2014
リベリオンって映画を見た。ガン=カタってなんやねんな。アクションものとしては何か微妙だった。
— フナムシ (@funamushi_h) February 19, 2011
「リベリオン」の登場人物(俳優名/声優名)
ジョン・プレストン(クリスチャン・ベール/小山力也)
クラリック(聖職者)の1級兵であり、娘と息子と暮らしている。
メアリー・オブライエン(エミリー・ワトソン/田中敦子)
違反者として捕えられた女性。
アンドリュー・ブラント(テイ・ディグス/楠大典)
プレストンの新しい相棒であり、出世に貪欲。
副総裁デュポン(アンガス・マクファーデン/山路和弘)
リブリアを統治する責任者の一人。
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